2022.03.18 11:09
弾道測定器を使った誇大広告を考える。
久しぶりにケーブルテレビにチャンネルを合わせてみました。
あの誇大広告と、訳の分からないフィッティングなどなどが大嫌いで、ほとんど見てないのですが、何か変わっているのかなと思い、見てみましたが!!!
以前よりさらにひど過ぎる事に気付き、あきれ返ってます😢
途中、お客様が来店され少しだけ一緒に見ていたのですが、
お客様曰く、
「なんで、あんな打ち下ろしで打つねん」
「またこの人出てるな~、いっつもいっつも良いです良いですって、胡散臭いは」
と、同じように考えられてました( ´∀` )
最後に弾道測定器を使い、以前はこうでしたが、このクラブを使うとこうなりましたと表示されるのですが、その比較対象が、比較するに値しないデータで、ビックリするように飛距離アップされてました(-_-;)
最近では、弾道測定器を使った新手の○○のような物も多数ありますので、お気を付けください。
2022.03.12 12:44
Sは硬い、Rは軟らかい、を考える。
日本人はなぜかSシャフトが好きなようですが、
フィッティングをすると、Rシャフトになる人や、Xシャフトになる人もいるのが現状です。
皆様、持参されるクラブはほとんどがSシャフトなんですが、何が基準になっているんでしょうか?
Sじゃないと恥ずかしい、俺はRなんかじゃないということなんでしょうか?
しかし、Xが凄く硬くて、Rが軟らかいというのは本当なんでしょうか?
Xにも色々なXがあり、Rにも色々なRがあります。
シャフトの硬さを単純に表すには振動数計が解りやすいので、一応振動数で表したいと思います。
まずは↓
こちらは50g台のRシャフトです。
次は↓
こちらは40g台のSシャフトです。
振動数は、数値の高い方が硬いものになります。
この振動数で判断すると、50g台のRシャフトの方が硬いということになります。
このようなことはたくさんあります。
なので、ただ単にXシャフトが凄く硬くて、Sが硬い、Rが軟らかいと考えるのはやめるべきだと思います。
なぜなのかは、またフィッティングの際にでもお話しさせていただきます。
2022.03.05 17:28
弾道が低くてボールが上がりません、を考える。
本日最後にご来店いただいたお客様ですが、
先日クラブをご購入いただき、その後ボールが上がらないのでとご相談です。
早速アイアンを打っていただくと、上がります、というか上がり過ぎます???
私:「上がってますけど」と?
お客様:「ほんまや?」
さらに数球打っていただきます。
私:「上がり過ぎですけど」と!
お客様:「上がらないから上げる練習してました」と?
練習場だけで練習を続けてたそうで、当店のレンジボールを打っていただくと、
上がりません。
私:「これですか?」
お客様:「そうそう、こんな感じ」
レンジボールはコースボールとは違い、耐久性を重要視したボールです。
いくら、当練習場はコースボールに近いボールを使ってますといううたい文句でも、コースボールではなく、コースボールを使うと、割れて割れてどうしようもありません。
あるコースボールを使用する練習場は、年間に3回ボールの入れ替えをするそうです。
それほど、耐久性が無いので、何回も変えていると、営業に悪影響を及ぼすために、耐久性重視のボールを使用するんです。
なので、コースボールとの違いは歴然で、そのボールで弾道をチェックしていると、スイングに悪影響を及ぼしかねません。
お客様には、少し低い球を打つようにしてくださいとお願いし、以前の感覚で打っていただくとキチンとしたいい弾道になりました。
弾道に悩んだときは、お近くの工房にご相談されることをお勧めいたします。
2022.03.03 10:25
no title
LPGAツアー、いよいよ開幕いたしました。
当店にお越しいただいた選手は、今回4名出場されています。
今年に入ってお越しいただいた選手は3名。
気になる初日ですが、皆さんまずは予選通過、そして目指すは優勝。
期待したいと思います。
そして下部のステップアップツアーが主戦場の選手たちは、3月29日開幕に向けて、来週も数名の選手が測定に来店される予定です。
皆様応援お願いいたします。
2022.02.27 17:45
大手メーカーの汚いやり方を考える。
先日あるメーカーの契約選手が、フィッティングに来店されました。
現状のクラブを、GEARSとFlight Scopeを使用しながら測定していくのですが、現在使用クラブでは、打点がヒール側によるために、急に左への引っ掛けが出てしまうようで、これを改善するために、10g軽くしながら、2フレックス軟らかいシャフトで測定してみました。
予想通り適正に近いデータではあるのですが、トゥ側に打点が少し移動しそうな感じでもありましたので、現在の使用クラブからは10g軽く、フレックスは同じシャフトで試していただくと、ほぼ完璧に近いようなデータでしたので、決定いたしました。
10g軽くなることで、シャフトの肉厚が少し薄くなることで、同じフレックスでも若干軟らかくなります。
そして、アイアンも同様に測定をしながら、少し軽く、そしてカーボンへと変更することになりました。
バランスやクラブ長も変更です。
詳細は長くなるので、省かせていただきます。
そして、出来上がり後には再度当店で、GEARSとFlight Scopeを使用しながら確認をしていきましたが、ほぼ完璧な状態で、選手にも大変満足していただけました。
開幕も近くなり、クラブを使うのかな~と考えていたところ、コーチから、
「メーカーの担当者に勝手にシャフトを変えられた」と報告がありました?
嘘やろっと驚きと共に、なんで?という思いが沸き起こりました。
あれだけ完璧なシャフトをなぜ変えないといけないのか???
そして詳しく聞くと、ドライバーは○○に、アイアンは△△に!
なぜそれになったのかが疑問だったのですが、もしかしたらと思い、メーカーのホームページを見てみると、
私が提案したシャフトは、どちらも商品のラインナップにはないものでした!
そしてメーカー担当者が勝手に交換したシャフトは、もちろんラインナップに連なる、メインのシャフトでした( ;∀;)
予想は付くと思いますが、カタログにないシャフトを選手が使用しているよりは、カタログに掲載されてるものと同じシャフトを使う方が販売につながるからでしょう。
あまりにも酷すぎる行いに怒りと、呆れしかありませんでした。
プロゴルファーはただの使い捨てなのか?
売る為だけの道具なのか?
クラブなんて関係ない、とでも思っているのか?
としか思えません。
なぜそのシャフトになったのかを詳しく聞きたいのですが、そんな人に聞いても、どうしようもない返事しか返ってこないでしょう。
売れりゃ―なんでもいい!
売ったもん勝ちなんでしょうね!
酷過ぎるメーカー担当者です😢
2022.02.25 16:52
俺がR?と考える方は、フィッティングを受けない方がいいですよ、を考える。
俺はこんなものじゃない、もっと飛ぶはずだ!
ベストスコアはすごく良いんだから、こんなスコアになるはずがない!
あんなに飛んでたんだから、あんなに上手かったんだから、
あんなに真っすぐ飛んでたんだから、と思いたい気持ちは解りますが、
それは過去であり、その時は凄く上手くいっただけかもしれません( ;∀;)
現在がどうなのか、そして以前とは違い、色々なことが解るようになった測定器を使うのですから、そこは機械に任せて自分自身の本当を知ることだと思います。
そして、日本人に多い、Sシャフト信者ではなく、キチンとした自分に合ったシャフトを使用し、一日も早く良いスコアでラウンド出来る方法を考えるべきだと思います。
ヘッドスピードが45㎧を超える方がRシャフトに、40㎧以下の人がSシャフトに、なぜかというと以下に負荷をかけているのかという所を見極めないといけません。
ただヘッドスピードがいくつだからこのシャフトと言うのは、もう過去です。
そして、ゴルフ業界の今までの考え方も、もう過去です。
それでも俺はSシャフトだ、Xシャフトだという方は、フィッティングを受けない方がいいかもしれませんね!
2022.02.17 10:59
アキラプロダクツのKS-901FHを考える。
本日アキラプロダクツの新製品、KS-901FHアイアンが発売されました。
ストロングロフトで、マレージングフェイスですが、
ストロングロフトにはよくある、立ちすぎた形状には見えにくく、
また、マレージングフェイスなのに、あの甲高い音がしないという特徴があります。
あの甲高い音がしないので、某トーナメントプロがYouTubeで絶賛するほど打音、打感がマレージングとはかけ離れているようです。
ただ、打音や打感という所は、受け止め方にはもちろん個人差がありますので、フィッティングの際にでも打っていただければと思います。
ヘッドはこんな感じです。
なお、今まで通り、701FH、801FHも併売致しますので、好みの顔や打音、打感のものを選んでいただけるようになっています。
新しいから良いということではありません。
試打クラブを1本作製いたしますが、あくまでも試し打ちようであり、シャフトが誰に合っているのかが解りませんので、その点はご了承ください。
2022.02.11 12:02
ああなってるよ、こうなってるよ、を考える。
最近パターフィッティングのお客様が多くなっております。
昨日の最後のお客様、本日の最初のお客様、ともにパターフィッティングでした。
フィッティングは現状を知る上でも大変重要です。
現状を知らないがために、友人同士でああでもない、こうでもないと、色々な方法を取り入れて、最後にはどうなってるのかが分からない😢
あるいは、YouTubeや雑誌で情報を取り入れて、これまた解らなくなったという方が大変多いように思います。
本日の方はこのような感じでした。
スイングの軌道ですが、シャフトの傾きがあるので、本来はこの青いラインは体側に傾くのが普通です。
ですが、逆方向に傾いています。
え~、なんで~って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、アマチュアの方に大変多いんです。
真っすぐ引いて真っすぐ出す、というイメージの方に目立ちます。
残念ながら、大手メーカーさんのパターフィッティング動画でも、真っすぐ引いて真っすぐ出すという言葉はたくさん使われていました( ;∀;)
その意識が強すぎるために、このような傾きに陥る方が多いのです。
この動きをしてしまうと、体から手が離れてしまい、悪さをすることが多々あります。
なので、少し練習をしていただいた後、真っすぐ引いて真っすぐ出すというイメージをなくしていただき、普通に振っていただきました。
あくまでも普通に!
で、もちろん他のデータも改善されました。
そして
昨日も書きましたが、この部分大変重要です。
スピードが違えば、ラインが変わります。
現状把握、大切だと思うんですが?
2022.02.10 18:35
ヘッドスピード、ヘッドスピードって、を考える。
皆様、ヘッドスピード凄く気にされてると思いますが、それ以上にボールスピードが重要だと思いませんか?
でも今日はそんな、ドライバーやアイアンのヘッドスピードではなく、パッティングのへッドスピードです。
えっ、そんなのあるの?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、
例えばですが、このラインは曲げたくないので強めに打とうなんて事は無いですか?
そう考えると、ヘッドスピードが速くなると、曲がりは少なくなります。
その逆で、遅くなると曲がりが強くなります。
なので、完璧なストロークをしたとしても、ヘッドスピードが違ってしまうと、曲がり方に違いが出てきてしまいます。
ドライバーやアイアンだけ、ヘッドスピードヘッドスピードと言うのではなく、
パッティングでも調べてみるべきだと思うのですが!